兄弟喧嘩はスルーでいこう!ママが子どもたちにできること

かなりの頻度で相談されることの多い兄弟喧嘩。

そんな兄妹げんかの鉄則は『親が介入しない!』です。

どうして介入しちゃいけないの?親が介入しないで喧嘩はおさまるの?私にできることはないの?そんな疑問をぜひスッキリさせてください。

子どもの喧嘩に親が介入しないほうがいい理由

子どもたちが喧嘩しているのをみるとついつい「やめなさい!」「叩かないの!」「もう離れなさい」って声かけたくなっちゃうのがママ心。

でもね、そのこと自体をやめてほしいのです。

なぜかというと、親が関心を向ければ向けるほど、喧嘩は頻発して起きやすくなるから。

さらに、いつも親が仲裁をしていると、子どもは毎回言いつけにきますよね?

その度に、どっちがいい・悪いというジャッジせざるを得ない状況につながりやすくなります。

そうなると、ますます兄弟とも機嫌が悪くなり、ママもエネルギー取られちゃうんですよね。

実は、兄弟喧嘩にママが介入するとかえって長引くことがあります。

というのも、どちらの子もママに味方になってほしいがために、自分の正当性を主張してくるから。

まずは下の子が泣いてママに訴えてくる。

そうすると、ママはどうしても裁判官のように

「お兄ちゃんが悪い」

「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」

「下の子はわからないんだから・・・・・・」

ってそんなことをつい言ってしまいやすくもなる。

そしたらね、上の子はとっても理不尽だと感じるんですよね。

そうでなくても、下の子は可愛がられているように上の子からはみえる。

いつも甘えている様子にずるいって思っちゃうんですよね。

ママも下の子にはご自身では気づいていないかもしれないけれど、知らず知らずのうちに甘い声を出しちゃってるってことがあるはずです。

実はどの家庭でも見受けられる現象だったりも。

子どもが理解しやすいようにと無意識にね。

そんな甘い声をいつも聞いている上の子はどうしたって、自分だけが損をしているような気持ちになりがちです。

反対に、上の子をかばうと、今度は「お兄ちゃんの味方ばっかりしてずるい」ってなるしね。

下の子は下の子で、普段からいつもお兄ちゃん・お姉ちゃんは優先してもらっているとか、新しいもの買ってもらって贔屓されている、とか思っているから。

つまり、結局、介入しても『いいことって本当にない』んです。 実際にどちらがいい・悪いって親にはわからないことですしね。

まずはコレ!兄弟喧嘩の対処方法

兄弟喧嘩に親は介入しないのが鉄則。とはいえ、介入しない=何もしない、わけではありません。

まずは「ママは喧嘩の仲裁はしないです」って宣言しちゃいましょう。

「自分たちで解決してね」って。

言いつけにきた事柄に関しては、「そっか、そっか、そんなことがあったのね〜」と聴く姿勢に徹する。

「相手はこう思ったんじゃないかな?」というような憶測は一切言わない。

「叩かれて痛かった〜」なんて言葉を聞いたら、「なんで叩くの?」って怒りたくなっちゃいますが、それはせずに「叩くのはナシだよね〜」と言いながらも、「痛かったんだね〜」だけで大丈夫。

どちらがいい・悪いというジャッジを一切しない。

そうすると、ママに言っても意味がなくなるので、自然に2人の間でどうにかしようとするものです。

ただし、おもちゃで叩いたなんて時はね、すぐに叱ることは忘れないで。

それはどんな時もしてはいけないことですから。

だから、その場面に遭遇した時だけは、低い声で、短く叱る。これがポイントです。

感情的に怒らずに、叱るんです。

その方が子どもも「あ、これは本当にしちゃいけないんだ」と体感で感じ取ることができます。

最初に何度か繰り返すことはあっても、自然に覚えていきますから安心してくださいね。

子どもたちは力加減も含めて、喧嘩からも学んでいることが実は多いんですよね。

だから、上の子がポコっと叩いちゃって下の子が泣いたとしても飛んでいかない、介入しない。

上の子が「下の子がおもちゃを勝手にさわる」って言いつけにきたときは、一緒に考えみて下さい。

「どうしたらいいだろうね〜」って。

答えをすぐに渡さずに考える機会がある方が子どもも納得しやすいものです。

ときには時間のかかることもあります。

でも、丁寧に関わることで子どもの心は満たされていきます。

できる範囲で構わないので、ぜひ一緒に考えるという選択をしてきましょう。

兄弟喧嘩介入せずにママができることは?

介入しない方がいいことはわかった。

それでも、何もしないのは・・・という気持ちにもなりますよね。

大丈夫!ママにできることはもちろんあります。

子どもたちが仲良く遊んでいるときに、それを声に出していきましょう。

「うわ〜仲良く遊んでいるのね〜ママはうれしいな〜」

とか

「あなたたちは本当に仲良しね」

とか

ときには喧嘩していても

「喧嘩するぐらいひっついていたいのね〜」でもいいんです。

いつも仲良いねという言葉のシャワーを浴びせましょう。

私たちも大人になるまでにいろんな感情を経験してきましたよね。

その経験があるから、相手に配慮することもできる力が身についたとも言えるのです。

小さなうちの経験は、大人になってからの宝物。

ぜひぜひ経験の一つなんだな〜と思って見守っていきましょう。

まずは一週間、意識的に喧嘩には介入しないということと、できるだけ子どもたちが仲良くしているところに声をかけていくことをしてみてくださいね。

【 今日のゆるママワード 】

「あなたが子ども時代に喧嘩した思い出は?」

ママ自身が子どもの頃どんなことで喧嘩していたかな〜なんて昔のことを思い出してみると、子どもたちにも寛容になれることがあります。

ぜひ一度子どもの頃に戻ってみて、機会があれば子どもたちにその時のエピソードを話して上げてくださいね。

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