イイダカナコ
ライフコーチ/Stella cocoro & life salon 代表

大学卒業後、インテリアデザイン事務所を経て、コンテンポラリージュエリー作家に。
国内外のコンペ入選・入賞多数。作品はスコットランド王立博物館に収蔵。
楽しく生きてきたはずが、出産を機に専業主婦となり、子育てで、自分の取り扱い方がわからなくなり葛藤する日々。

「ちゃんと、きちんと、しっかりとしなければならない」という思い込みでがんじがらめの数年で出会ったコーチングで、子どもとの向き合い方、自分との向き合い方を学ぶ。

その後、心理学や精神世界の学びを深め、現在は「心の軸を1mmポジティブに」をモットーに、オンライン、少人数で、一人一人と丁寧に向き合うことを大切にしているスタイルが好評。
多くの受講生から「第2のお母さん」と慕われている。

ポジティブ心理学コーチ
マスタータイムコーディネーター
ウェルビーイング心理教育ナビゲーター
コアエッセンスヒーリングセラピスト

Voicy木曜8時担当、毎日ブログ更新中

趣味:カフェ&ギャラリー巡り
好きな食べもの:チョコレート&レモンケーキ
中2娘、夫、義両親と2世帯住宅にて暮らす

Story

間違った理想像を追い求めたママだった私

私はこれまで100人以上のママ達にコーチングをベースに、心理学や精神世界の考え方も含めた「親子が仲良くなれるコミュニケーションの講座」や「ママが幸せに自分を活かし生きる講座」、「暮らしを楽しむ講座」などを開催してきました。

また、起業初期の方や複業などに悩まれている方の個別サポートも行っており、2023年の今年、私自身は起業して、4年目となります。

そんな私ですが、以前は専業主婦でした。

元々は大学卒業後、インテリアデザイン事務所勤務を経て、コンテンポラリージュエリー作家として活動していました。

趣味で始めた彫金にハマった私。
たまたまご縁のあった先生がジュエリー界の大御所で、生徒はどんどんコンペに出すように、というお考えの方でした。
おかげさまでジュエリー展やクラフト展などで入選・入賞をいくつかいただき、作品の中には海外の本に掲載されたり、スコットランドの王立博物館に収蔵されたりしているものもあります。

何者かになりたかった私は、デザインをし、自らの手で金属をイチからバーナー片手にカタチづくっていくこの世界に魅了され、「この道で生きて行く!」と熱く思っていたものです。

ですが、実のところは葛藤の日々。

作品活動は、アイデアが降りてこないと行き詰まり、唸りながらクッションにしがみついて眠れない日々を送っていました。
賞を頂いても「たまたまだから」とか「もっとすごい人はたくさんいるから」と上ばかりをみて、自分の出来なさを嘆いたり。

そんなことは表に一切出さずに生きておりましたけれども。(笑)

そして、何より大変だったのは、母親になってからでした。

理想化しすぎた母親像を追い求め、「正しい子育てをしなければならない」と“べきねばママ”になっていた私は、100冊以上の本を読み、常に正解を求め「きちんと、ちゃんと、しっかりと育てなければならない」と頑なな気持ちで我が子と関わっていました。

それはそれは一生懸命に。

私がこの子を守らねば、、、悲しい思いをしないように、困ったことにならないように、失敗しないように、、、厳しくしつけなければならないと。

今でこそクライアントさん達に「しつけはおしつけになることもあります。いらないですよ~」なんてお伝えしているけれど、当時はそれはそれは怖~いママでした。

有り難いことに、娘は素直にスクスク育ってくれていましたが、たいして悪くもないことでも私が怒って、泣きながら眠った娘に「ごめんね」と謝る、、、なんてことも多く、自己嫌悪た~っぷりの毎日でした。

この時点でも弱みを見せるなんてことはできず、ワンオペだったこともあり、一人孤軍奮闘。
今思うと、何に戦っていたのかしら、、、と思うほどですが、ガチガチの思考で隙をみせずに生きていたと思います。

子育て期間は、娘が小さな時期にジェリー制作と子育ての両立は不可能だと感じて、専業主婦になっておりました。
実は、ジュエリー作家は続けられないと思った時、心のどこかでホッとしていたのも事実。
「才能がないのに、いつも競争しなければならない世界」と、そんな目で見ていた私にとっては、子育てが格好の言い訳になったのです。

子育てには困っていなかったはずの私が変わったきっかけは「コーチング」

そんな私がコーチングに出会ったのは、娘が小学3年生になってから。たまたま知人に誘われたのが最初でした。

どちらかといえば、「子育てはこまっていませんが」という気持ちもありながら、実は本音の部分では「いつか娘の個性を私が潰してしまうのではないか」そんな怖れも抱いていました。

まずは学んでみよう、、、とはじめたのがきっかけ。ここから私の人生が大きく変わり始めました。

今までのコミュニケーションはまるで間違っていた!!それはそれは驚きの連続。そして、知れば知るほど、ラクになる。

「そっか、そう言えばいいのか」学んだことを意識して関わってみると、娘がどんどんゆるんでいきました。
いつの間にか毎日のように「ママ大好き、世界で一番大好き」と言ってくれるように。(流石に思春期になるとそんなことは言ってくれなくなりましたが。笑)

学び、知ることで、変えることができる!そうすれば、親子の関係はこんなに風通しのよいものになる。
そんなことを感じた数年、本当に有り難い機会でした。

けれど、今度は学べば学ぶほど、わからないことも出てきて、そのあと私は心理学を学び、精神世界へと学びを深めていくことになります。

「自分には価値がない」という思い込み

学びを深めるなかでわかったことは、いつもいつも自分を否定し続けてきたこと。ずっとダメ出しをし続けていたこと。誰かにバカにされないようにと武装し、感情にフタをして、できない自分をひた隠し、なんとか周りに合わせていたということ。

そこにあったのは「自分には価値がない」という思い込みでした。

それがどこからでてきたのか、、、子どもの頃のやりとりのいくつかで私自身が思い込んでしまったことなのですが、長い間、親のせいにしてきました。

でもこれ、実はどんな方でも多かれ少なかれ思い込んでしまうことなのですよね。
それほどに、子どもは親からの愛情を必要とし、親も懸命に関わっているのにチグハグになってしまう・・・そんなことが普通に起こってしまうのです。

どこまでいっても人間は不完全なものです。
けれど、それがわかるのには、親自身ができない自分をさらけだすことも大切だったりします。

私の親もまた、たくさんの思い込みの中で、懸命に生きていて、不要な価値観を受け継いできていたのです。
それは親からだったり、社会からだったり、時代背景からきているものでもあるのですが。

自分が満たされていけば、まわりを幸せにすることもできる

だからこそ、「気づいた人から変わっていくことが必要」ということを伝えたいのです。そして、実は「あなたはあなたのままでいい」ということを届けたくて、私は講座を開催しています。

私たちはそのままで十分な存在なのです。
いろんなことができてもできなくてもいい。
そこにそのまま存在するだけで十分価値がある。それを講座を受講される方には半年かけて、体感してもらう。

そうすると、皆さん自然と自分をゆるめ、自分をゆるせるようになってきて、いつの間にか子どもとの関係が良好なものになっていく。また、パートナーシップも穏やかなものに変わっていくのです。

大切なことは、あなたがあなたを認めること。あなたがあなたをゆるすこと。あなたがあなたを大切に扱うこと。

自分を満たすことができると、自然と愛があふれ出す。あなたが幸せに生きることで、まわりを幸せにすることができる。

私はそのことを日々お伝えしています。

ゆるママとは

私は自分をゆるめ、自分をゆるせるママ=「ゆるママ」で生きていこうとお伝えしています。
これは、自分も家族も大切にしながら、喜びあふれていく生き方。

自分の真ん中にある「本音」で全てを決めていく。

自分の中にあるやりたいこと、嬉しいこと、喜び溢れた生き方を取り戻すために。

本当にあなたらしく心地よい生き方を、私と一緒に見つけませんか?